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図書館

機能的で高品質な図書館家具・図書館用品や
最先端技術を駆使した自動化書庫など、
優れた保管システムをご提案します。

書架の地震対策

書架の転倒を防ぐ

地震に対しては耐震・制震・免震対策が必要です。当社では以下の2点をコンセプトに製品開発を続けています。
「人とモノの安全を最優先に、
常に通路が確保できる」
「災害にあっても保管設備を転倒させない」

ラックの地震対策イメージ

地震は、動的かつ3次元の複雑な力で作用します。
ラック破損の主因とされる水平振動も、ラック間口方向と奥行き方向とでは完全に一致すること無く、更に鉛直方向の振動も加わることから、実際の振動予測は困難です。
また地震の揺れにはさまざまな周期が混在し、より複雑な力が発生します。 従って、地震に対して耐震・制震・免震と様々な機能から用途に最適な組合せをラックに付加させることを考え、
「人の安全を最優先に、常に避難路が確保できる」
「災害にあっても保管設備を転倒させない」

をコンセプトに保管設備の安全を追求します。

綿密な振動実験

綿密な振動実験イメージ

本格的な振動実験を昭和54年以降継続的に実施し、
そこで得たデータを基に製品設計に取り組んでいます。

昭和54年国立防災科学技術センター ※1
昭和63年石川島播磨重工業(株)技術研究所 ※2
平成7年(株)NTT建築総合研究所 ※3
平成8年石川島播磨重工業(株)技術研究所 ※2
平成12年(株)奥村組技術研究所
平成18年(株)奥村組技術研究所
平成19年(株)鴻池組技術研究所
平成22年独立行政法人 防災科学技術研究所 ※1
平成29年(株)奥村組技術研究所
  1. ※1:現 国立研究開発法人 防災科学技術研究所
  2. ※2:現 株式会社IHI 技術開発本部 基盤技術研究所
  3. ※3:現 株式会社NTTファシリティーズ総合研究所

実験の様子

実験の様子イメージ
実験の様子イメージ
実験の様子イメージ
実験の様子イメージ

制震・耐震性能を有する電動移動棚
電動スタックランナー

安全設計による高い剛性イメージ
電動スタックランナーの制震・耐震対策

我が国の保管システムのトップメーカーとして「人の安全」を第一に考えた、耐震・免震・制震性能を高いレベルで実証する保管システムを提案しています。

電動スタックランナーの構造・設計

レール構造、上部・下部転倒防止装置、棚板、背ブレース、柱枠、ラックを構成する主要な部分が耐震設計となっています。また車輪がレール上で地震力を吸収するという移動棚固有の特性を効果的に引き出す機構を設けています。
さらに電動移動棚は制震モーターにより、地震力による棚の動きを最小限に抑え、移動棚の移動量をコントロールして通路内の人の安全を確保します。

LED照明イメージ
1LED照明

LEDは強度の高い樹脂製カバーを採用しており、衝撃に強く割れても粉々になりにくいため安全です。

電気遮断安全装置イメージ
2電気遮断安全装置

地震が発生した場合、電気を遮断する装置が制御装置に組み込まれています。

固定棚の床止め(耐震)イメージ
3固定棚の床止め
(耐震)

固定棚は一般的に単式のため移動棚より奥行き方向に対して揺れが激しくなります。台枠とレールにより強固に固定することで、優れた耐震構造になります。

官庁施設の総合耐震計画基準イメージ
4官庁施設の
総合耐震計画基準

背面ブレース材や側面ラチス材の追加により『官庁施設の総合耐震計画基準』に適合する耐震性能を満たすことが可能です。

1200ガルレール(耐震)イメージ
51200ガルレール
(耐震)

標準レール同様、アンカーでコンクリート床に固定しますが、アンカーの取付ピッチを300mm以内に短くし、地震時に生ずる強い引き抜き力に十分耐え得るレールにしています。

緩衝装置(免震)イメージ
6緩衝装置
(免震)

スプリング力を利用し、地震力が加わった移動棚がレールエンドストッパーや固定棚と衝突するのを緩和します。

下部転倒防止装置(免震・耐震)イメージ
7下部転倒防止装置
(免震・耐震)

移動棚の転倒を防止する装置で、各棚の台枠下端に取付けてあります。レール部のリップ面を内側から確実に保持して強力な転倒防止効果を発揮します。※標準装備

駆動部モーター(制震)イメージ
8駆動部モーター
(制震)

大きな地震力が加わっても、モーター及び減速機構が持つ適度なブレーキ力により、棚の暴走を防ぎ、制震効果を発揮します。※標準装備

上部転倒防止装置(耐震)イメージ
9上部転倒防止装置
(耐震)

地震によって振幅が広がる上部の揺れを抑え、下部転倒防止との相乗作用により確実に、棚本体のねじれを防止します。

書籍落下防止装置ブックキーパー I 手動式イメージ
10書籍落下防止装置
ブックキーパー I 手動式

棚板前面に取付け、地震時に書籍の落下を防ぎ、人の安全を確保します。

書籍落下防止装置ブックキーパーII 感震式イメージ
11書籍落下防止装置
ブックキーパーII 感震式

震度4レベルの揺れを感知すると自動的に作動して書籍の落下を防ぎ、人の安全を守ります。

強い剛性による耐震性能をそなえた書架
ビブリオ書架

剛性の高いラック構造イメージ
ビブリオ書架の耐震対策

システム拡張性やデザイン性に優れたビブリオ書架は、数々の震動実験を行い強い剛性による耐震性が実証されています。
地震対策には書架そのものの剛性確保が最重要であり、高い剛性は震動による書架自らの崩壊や転倒、傾きを防ぎます。

ビブリオ書架の構造・設計

ビブリオ書架のフレームは、柱と間口、奥行き方向の構造部材により構成され、少ない部品数で高い剛性を獲得しています。
書架は構造上、複柱式と単柱式に大別できますが、いずれも基本は書架と床の固定、書架と壁面の固定、書架同士の連結になります。ラック自身の構造上の対策としては背ブレースを付け間口方向の強度を上げるなどの方法があります。

上部転倒防止つなぎイメージ
上部転倒防止つなぎ

書架同士をつなぐことで、ひとつのブロックとして不規則な地震の揺れから書架の転倒・横ずれを防止します。

壁固定金物イメージ
壁固定金物

単式書架の転倒を防止します。壁の材質に合わせて固定方法を工夫をします。※標準装備

背面ブレースイメージ
背面ブレース

間口方向のさらなる強度アップにおすすめします。

書籍落下防止装置ブックキーパーI(手動式)イメージ
書籍落下防止装置
ブックキーパーI
(手動式)

棚板前面に取付け、地震時に書籍の落下を防ぎ、人の安全を確保します。

書籍落下防止装置ブックキーパーII(感震式)イメージ
書籍落下防止装置
ブックキーパーII
(感震式)

震度4レベルの揺れを感知すると自動的に作動して書籍の落下を防ぎ、人の安全を守ります。

床固定金物イメージ
床固定金物

L型金物を使って床に固定します。書架の転倒・横ずれを防止します。

フリーアクセスフロア対応固定金物イメージ
フリーアクセスフロア
対応
固定金物

フリーアクセスフロアの場合でも書架脚体に確実にアンカーを固定します。仕様に応じて最適な固定方法をご提案します。

地震対策事例

「人の安全」を第一に考えた保管システムを提供しています。日本ファイリングの地震対策がわかる3事例です。

地震対策仕様 スチール書架の納入事例

耐震性・安全性に優れた仕様で地震にも
強いスチール書架です。

某大学図書館様イメージ
某大学図書館様

東日本大震災後、耐震性・安全性に優れたスチール書架を設置しました。

上部転倒防止つなぎイメージ

書架同士をつなぐことで、ひとつのブロックとして、不規則な地震の揺れによる転倒・横ずれを防止します。

上部水平ブレースイメージ

上部水平ブレースにより、複雑な方向からの揺れに対して平面剛性が増します。

上部水平ブレースイメージ

フロア面から床材を貫通させて、建屋躯体にアンカー止めすることで、転倒・横ずれを防止します。

背面ブレースイメージ

間口方向の強度は
背面ブレースにより、
しっかり保持されます。

感震式書籍落下防止装置
ブックキーパーIIの納入事例

ブックキーパーIIを取り付けることで、
地震時の書架の落下を防ぐことができ、
安全を守ります。

某大学図書館様イメージ
某大学図書館様

これは2011年3月11日東北地方太平洋沖地震直後の写真です。ブックキーパーIIを取り付けている上段は書籍の落下を防止しました。

某資料室様イメージ
某資料室様

システムデスク書架一体型デスクにブックキーパーIIを取り付けています。地震時に人の安全を守ります。

落下防止付 中量ラックの納入事例

地震時の貴重な資料の落下を防ぎ、安全に保管することが可能です。

某資料室様
地震による落下防止を防ぐため背面、側面、前面にクリンプ網を取り付けています。前面のクリンプ網は回転式にして、荷の出し入れがスムーズに出来るようにしています。

落下防止用クリンプ網付き中量ラック

某大学図書館様イメージ
某美術館様
不定形で貴重な資料を収納するために、回転式落下防止デバイサーと落下防止用ベルトの2種類を使って安全に保管しています。

落下防止デバイサー・落下防止用ベルト付き
収蔵庫用中量ラック

某資料室様イメージ
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