備蓄用物品棚
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従業員の防災・備蓄用品を備えることが求められています。
東京都では「東京都帰宅困難者対策条例」を制定し、平成25年4月より施行されました。条例では一斉帰宅抑制に係わる施策の推進として事業者に施設内での待機を維持するため、従業員の三日分の飲料水、食糧その他災害時における必要な物資の備蓄を努力義務としています。対象は社員に加え、アルバイトや委託業者の職員など全従業員が含まれます。また共助の観点から、外部の帰宅困難者等のために「10%ルール」を設け、備蓄品を10%程度余分に確保することも普及啓発しています。東京都以外でも、被災直後の従業員の安全を第一優先とし、3日間は待機できるだけの備蓄を必要とする声が高まっています。
備蓄用ラックとは
備蓄用ラック設備は、災害時でも常に備蓄品を使用できる状態にしておくため、床固定や壁固定、転倒防止つなぎや背面ブレースなどの耐震対策を施すことが必須となります。また地震の際の激しい横揺れによる保管物の飛び出しを抑制するため、棚板に落下防止デバイサーを取り付けることも備蓄品確保のため重要な対策となります。
設置事例
防災備蓄倉庫事例
万一の大災害時にも貴重は備蓄品を確実に出納できるように、ラックの柱は床にアンカー固定され、振れ止めチャンネル、落下防止デバイザー、落下防止用チェーンが付けられているUG型多用途物品棚です。
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仕切り棒はボルトで固定。
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仕切り棒の間隔を短くし、長尺物を立て掛けて保管。
防災センター事例
ラック内の棚板を無くし、仕切り棒の間隔を変えられるようにして、長尺物を立て掛けたり、棒にスコップの取っ手部分やひもを通すことで保管とハンドリングをしやすいように工夫してある中量棚です。
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仕切り棒はボルトで固定。
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仕切り棒の間隔を短くし、長尺物を立て掛けて保管。
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