社長挨拶
常に進化するニーズを的確に捉え、
お客さまの価値創造のお役に立つ保管システムを構築していきます。
当社は、創業者の田嶋恩が関東大震災に遭い、当時「一丁倫敦」と呼ばれた東京丸の内の赤煉瓦造りのビルで、木製の家具や内装材が激しく燃える様子を見て、「木製家具もスチール製であったらこんなに損傷を受けることもなかった」と痛感し、わが国初のスチール家具の工業生産に着手したのが弊社の始まりです。
第二次世界大戦後、図書館や学校などの文教施設、物流センターや工場などの事業用施設に向けて「より良い保管システムを提供する」をモットーに、保管システムの製造、販売に注力して参りました。特に、製品開発から設計、生産、販売、施工、アフターサービスまでを一貫して行う事を強みとし、お客様のニーズに応えて参りました。
近年、グローバル化やICT技術の発達により社会環境は大きく変化し、新型コロナウイルス感染症はその変化に拍車をかけました。また日本国内では、少子高齢化から労働人口が減少し、もはや避ける事のできない課題となっています。
これらに伴い保管システムも、高密度保管はもちろんのこと、在庫管理の適正化、入出庫の効率化・自動化、更にはICTの活用によるリアルタイム管理などの高機能や高付加価値が求められるようになってきております。さらに、安全対策や環境対応という面でも、社会的責任を果たさなければなりません。
こうした環境のもと、当社に課せられた使命は、常に進化するニーズを的確に捉え、お客さまの価値創造のお役に立つ保管システムを構築することにあると考えております。
今後も、保管システムとその周辺機器やサービスを軸に、事業領域の創造に取り組み、お客様の課題解決に尽力してまいります。質実剛健、長寿命な製品に一層の高品質と安全性、ICT との融合やデザイン性などの付加価値を加え、お客様はもちろん実際に利用される方々にとってもお役に立てるよう努めて参ります。
2024年8月
日本ファイリング株式会社 代表取締役社長
田嶋 譲太郎