100年の時をひとつひとつ刻み、
磨いてきた技術とその実績こそが
皆さまから頂戴している
何よりの信頼の証となります。

そして、次の100年の時を
刻み始めます。

MESSAGEメッセージ

代表取締役社長 田嶋 譲太郎の写真

100周年を迎える事ができたのは、
ひとえに皆様からのご支援の賜物です。
関係するすべての皆様に心より感謝
申し上げます。

 弊社は、2024年2月に無事創業100周年を迎える事ができました。これもひとえに皆様からのご支援の賜物と、ここに改めて感謝申し上げます。

 振り返ると、創業者の田嶋恩が関東大震災に遭い、当時「一丁倫敦」と呼ばれた東京丸の内の赤煉瓦造りのビルで、木製の家具や内装材が激しく燃える様子を見て、「木製家具もスチール製であったらこんなに損傷を受けることもなかった」と痛感し、わが国初のスチール家具の工業生産に着手したのが弊社の始まりです。

 第二次世界大戦後、 図書館や学校などの文教施設、物流センターや工場などの事業用施設に向けて「より良い保管システムを提供する」をモットーに、保管システムの製造、販売に注力して参りました。特に、製品開発から設計、生産、販売、施工、アフターサービスまでを一貫して行う事を強みとし、お客様のニーズに応えて参りました。

 近年、グローバル化やICT技術の発達により社会環境は大きく変化し、新型コロナウイルス感染症はその変化に拍車をかけました。また日本国内では、少子高齢化から労働人口が減少し、もはや避ける事のできない課題となっています。

 これらに伴い保管システムも、高密度保管はもちろんのこと、在庫管理の適正化、入出庫の効率化・自動化、更にはICTの活用によるリアルタイム管理などの高機能や高付加価値が求められるようになってきております。さらに、安全対策や環境対応という面でも、社会的責任を果たさなければなりません。

 こうした環境のもと、当社に課せられた使命は、常に進化するニーズを的確に捉え、お客さまの価値創造のお役に立つ保管システムを構築することにあると考えております。

 今後も、保管システムとその周辺機器やサービスを軸に、事業領域の創造に取り組み、お客様の課題解決に尽力してまいります。質実剛健、長寿命な製品に一層の高品質と安全性、ICT との融合やデザイン性などの付加価値を加え、お客様はもちろん実際に利用される方々にとってもお役に立てるよう努めて参ります。

2024 年8月 日本ファイリング株式会社 代表取締役社長 田嶋 譲太郎

HISTORY100年の歩み

日本ファイリングの100年は、
日本におけるスチール棚の
歴史と共に
ありました。

当社の歴史を語ることは、
日本におけるスチール棚の
変遷を
追うこととほぼ相似です。
当社の原点は1924(大正13)年、
東京鋼鐵家具製作所の創業にあります。

100年の歩みはこちら

HISTORY OF 
DELIVERY納入の歴史

1920年代~1930年代

深川図書館(当時)
「積層式パネル型書架」

パネル型4層式の積層書架で、書籍運搬用リフト及び鉄骨階段も併せて納入しました。

 

東京帝国大学文学部(現東京大学)
「田嶋式袋型書架」

組立分解が容易であり、さらに平板式棚板で棚板の位置も自由に変える事が可能で好評でした。塗装色のバリエーションはブラックとオリーブグリーンの2種類でした。

 

南満州鉄道株式会社
「文書整理箱」

把手はブロンズ製とし、全ての引き出しにロックをかける事が出来ました。当時は満州や朝鮮にもさまざまな製品を納入していました。

 

歌舞伎座
「劇場用ファイヤーカーテン」

舞台の段帳前面に設置し観覧席と仕切る事で、当時多かった楽屋裏からの出火時に観覧席を守る事ができ、歌舞伎座、新橋演舞場など当時の大劇場に納入しました。

 

日本銀行
「スチールロッカー」

帽子、外套、杖などの携帯品を収納するオールスチール製ロッカーで、火災の際には燃えずに延焼を防ぎ、安全性を高めました。また、錠前は当時としては画期的なマスターキー仕様を採用しました。

1940年代~1950年代

本田技研工業㈱サービスセンター
「積層式部品棚」

メンテナンス時に使用する部品類を保管するために当社製品を使用。上段、下段それぞれに物品棚を設置した積層式となっており、上段の出納はフォークリフトにて行いました。

 

住友電気工業㈱
「パレットラック」

パレットラックは1952年に発売しました。国内でフォークリフトが普及し始めた頃で、戦後に進駐軍が武器や砲弾等を運ぶためにフォークリフトを持ち込んだことにより注目を集めた事がきっかけでした。

 

大蔵省新庁舎書庫室
「BS型積層式(2層)書架」

積層式とする事で建築費を削減し、限られたスペースで書籍の収蔵量を増やす事が出来ました。

 

国際電信電話㈱(現KDDI㈱)
「FS型書架」

FS型書架は当時主力製品の一つで、民間企業をはじめ、各種官庁、大学図書館、公共図書館などにに多数納入しました。

1960年代~1970年代

山之内製薬株式会社
「スカイラック・システム」

スカイラックシステムは1968年に発売を開始した立体自動倉庫。平屋倉庫が一般的だった時代であり、当時は革新的な技術でした。

 

国際電信電話㈱(現KDDI㈱)
「電動スタックランナー」

電動スタックランナーは1967年に発売を開始。当社初の移動電動棚で、台車に載せた書架がレール上を自動で移動する画期的な製品でありました。

 

キャノン株式会社
「ハンドビン・ラック」

箱(ハンドビン)をラックに引っ掛けて一覧性を持たせたもので、便の着脱はもちろん、取り外してそのまま持ち出す事も可能でした。

1980年代~1990年代

厚木市立中央図書館
「児童書架」

1985年2月開館。2階の一般開架フロアには、木製側板、天板をセットしたビブリオ書架を納入しました。

 

神戸海星女学院大学図書館
「電動スタックランナー」

学院創立50周年記念して地上4階、地下1階の独立棟として建設された。地下の閉架書架には電動スタックランナーが納入されました。

 

東栄電機㈱(現芝浦機械㈱)
「パーツサーバーシステム」

当時、同社の主力工場に新設された資材倉庫の2階、受注生産品の部品保管スペースにパーツサーバーシステムを導入し、自動化による入出庫作業の迅速化を実現しました。

 

カシオ計算機㈱
「電動パレットラック」

パソコン、電卓などの印字システム用プリンターの専用工場である甲府工場では、生産ラインから送り出された製品の一時保管用に電動パレットラックが納入されました。

2000年代~2020年代

土浦市立図書館
「自動化書庫Auto Lib」

自動化書庫オートライブの導入により、書庫にある本の出納が迅速化・効率化され、図書の収蔵力も大幅に増大しました。

 

南日本運輸倉庫㈱
「DAS(デジタル仕分けシステム)」

同社にとって2番目の大規模センターとなる埼玉物流センター。5色無線表示器と固定表示器を併用したDASの採用で高い作業効率を実現しました。

 

黒松内銘水株式会社
「ニューマ・スルーⅡ」

ニューマ・スルーⅡ導入により従来の平置き、二段積みでの保管・管理方法と比べ、保管効率および作業効率が大きく向上しました。

 

東京医科歯科大学図書館国府台分館
「ハンドル式スタックランナー」

ハンドル式スタックランナーの導入により、コンパクトな閉架書架を実現。また資料の増加にも対応可能になりました。

 

株式会社日本アクセス 埼玉物流センター
「重量検品付マルチピッキングカートシステム(マルチカート)」

当社と共同開発した、最大4オリコンのピッキング作業が同時に行えるマルチカートを導入いたしました。

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